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はじめてのグリーン車

私はこれまで、東京に行くときはたいてい飛行機利用。関西からだと1時間半あれば着くので、本当に速い。

だから新幹線からはしばらく離れていた。


それでも、たま〜に新幹線に乗った時は、独特の”旅”感が好きだったりする。テンションも上がる。

何と言っても、飛行機に比べると新幹線は普通席でもものすごく広い。飛行機で言うとワンクラス上にならないと確保できない広さだろう。

それなのに、「快適さ<速さ」で速さ(飛行機)を選んでいた。

そんな中、東京に行くことがあり、直前に決まったので往復新幹線を使うことに。

2時間半かぁ〜長いなぁ〜
とかブツブツ言っていたものの、駅に着くとそれだけで妙にテンションが上がってしまう単純な私。

名古屋を過ぎたあたりからは、いつ富士山が見られるのか、しきりにスマホを開けて地図で現在地確認を繰り返したり(その日はたまたま曇っていてあんまりな光景だったけど)。

比較的静かな車内で、1番落ち着きがなかったのはおそらく私だろう。
いい歳なのに。

結局、2時間半の道中は読書をしたりパソコンをしたりおやつを食べたりと、たっぷり堪能(行く前にブツブツ言っていたのは誰なんだろう…)。

そして東京での用事も終わり、帰路につくため東京駅へ。

ここも独特の雰囲気がたまらないんだなぁ〜

これから出発する人・東京へ帰ってきた人が数知れず交錯する東京駅は、不思議とロマンがある。

ディズニーランドの楽しさをそのまま持って帰るんだなぁ
出張でかなり急いでるんだなぁ
家族で帰省するのかなぁ

などなど、行き交う人たちを見ているだけでその背景を勝手に想像してしまう。

出発時間が近づき、ホームに行くと東京発の新幹線が清掃中だった。
どこの車両かは知らないので、主人について行く。

ようやく中に入れて、いつもと同じく普通車へ。

すると、進んで行った先はなんだかいつもと違う。床が絨毯になっている。

そこは、グリーン車だった。

イメージでは知っていたけど、明らかに雰囲気が異なるのですぐにグリーン車と気づいた私は、「なんでわざわざグリーン車を通って普通車に行くんだろう…」と不満だった。

だが実は、帰りの席はグリーン車というサプライズ。

いつもより静かで落ち着きのあるグリーン車で、何度も何度も確認を繰り返す私。今思うと恥ずかしい光景だが…。

憧れだったグリーン車に思わぬ形で乗れた私は、かなりご満悦だった。
疲れが溜まっていたのに、それを忘れるくらい。

念願のグリーン車はそれはそれは快適すぎて、かなりくつろがせてもらった。

たまたま後ろに誰もいなかったので、リクライニングを最大限まで倒して、足置きも上にあげてかなりリラックスした体勢で。

2時間半、たっぷり堪能しよう!

…そう思っていたのに、あまりの快適さにすぐに睡魔が襲ってきた。

結果、寝ては起き、寝ては起き、と起きる時間を必死に確保しようとするほど。
だが快適さに負けて寝ている時間が多かった…くやしい…

本をゆっくり読みながら、夜景を楽しみたかったのに。
テーブルを引っ張ってこれるから、パソコンをしたかったのに。

そんなひそかな楽しみも、すべて快適さに負けたがために実践することが叶わなかった…。

私の念願のはじめてのグリーン車は、ほぼ睡眠で終わってしまうという結果に。

でも今度から新幹線に乗るときは、やっぱりグリーン車がいい!
今度こそずっと起きてちゃんと有効に時間を使う!

と、今から虎視眈々とその時を狙っている。

新幹線に乗ることに対してブツブツ言っていた人は、どこに行ったんだろう…