日本でも待望の発売となった、液体ミルク。
今は、主に2つの液体ミルクが販売されています。
- 明治
ほほえみ らくらくミルク - グリコ
アイクレオ 赤ちゃんミルク
そこで、明治「ほほえみ らくらくミルク」とグリコ「アイクレオ 赤ちゃんミルク」の2つをいろんな視点から徹底比較。
どうして液体ミルクを購入したのか・飲ませようとしたのかのきっかけから、実際にどのように使ったか、持ち運びはラクなのかまで、詳しくご紹介します。
液体ミルクを購入したきっかけ
液体ミルクが日本でも本格的に発売になる!というニュースは、個人的にも可能性が広がる感じがして待ち遠しさがありました。
そして、ようやく発売された液体ミルク。
当時は母乳+ミルクの混合だったので、いつものミルクを液体ミルクに替えるということもすぐにできましたが、粉ミルクに比べてコストがかかるという点から、日常使いは見送りました。
でも、旅行の予定があったのと備蓄としてお湯を使わず飲める液体ミルクは置いておきたい、というきっかけがあり、液体ミルクを購入することに(一部はベビーザらスの離乳食まとめ買いキャンペーンでいただきました)。
また、あまり知らない会社ではなく明治とグリコという有名な会社で安心できる点も大きかったです。
明治の液体ミルク(缶)「ほほえみ らくらくミルク」
明治の液体ミルク「ほほえみ らくらくミルク」は、缶に入っているタイプ。
「ほほえみ」という粉ミルクがありますが、その液体タイプになります。
液体ミルクの大きな特徴のひとつが、常温で使用できる点。「ほほえみ らくらくミルク」も温める必要がなく、そのまま飲ませられます。
月齢別1回あたりの目安量
- 0〜1ヶ月
1回あたりの目安量 80〜120ml
1日あたりの目安回数 7回 - 1〜3ヶ月
1回あたりの目安量 120〜160ml
1日あたりの目安回数 6回 - 3〜12ヶ月
1回あたりの目安量 200ml
1日あたりの目安回数 5回
「ほほえみ らくらくミルク」の缶には、どのくらいの量が適しているのか、一目でわかる表が記載されています。
ただ、1缶に240mlとたっぷり入っているので、少し調整が難しいかもしれません。
使用方法・飲ませ方
- 使用前に手を清潔にする
- 缶に汚れや破損がないかを確認
- よく振ったあと、清潔な容器に移し替え
- 赤ちゃんの個人差やリズムに合わせてミルクの量・回数を調整
- 初めての場合は少量ずつ与える
「ほほえみ らくらくミルク」は缶に入った液体ミルクということで、一般的な缶ドリンクと同じような飲み口になっています。
ここも一度拭き取ってから容器に移すのがベスト。
また、ピジョン「母乳実感」が缶につけられるアタッチメント付きのものも販売されていて、容器に移し替えることなくあげられるのでおすすめです。
注意点
- 使用に際しては医師や管理栄養士などに相談
- 直射日光のあたるところ、火のそば、夏場の車の中などを避けて保存
- 口を切ってしまう場合があるので、缶のまま与えない
- 温める場合は缶のまま湯煎・直火・電子レンジにかけない
- 温める場合はやけどに注意
- 内容物に凝固・分離・異臭などがある場合は使用しない
- 開缶後はすぐに使用し、飲み残しは与えない
- アレルギー物質(27品目中)は、乳成分
全体的な重さ
「ほほえみ らくらくミルク」は1缶に液体ミルクが240ml入っていて、缶を含めたすべての重さは約290g。
缶が+50gほどということで、日常の持ち運びにはやや重く感じるかもしれませんが、240ml分のミルクを作る手間が省けるメリットの方が大きいですね。
240ml分のミルクを作るとなると、哺乳瓶+水筒(お湯)+粉ミルクと、さらに荷物が多く重くなります。
グリコの液体ミルク(パック)「アイクレオ 赤ちゃんミルク」
グリコの液体ミルク「アイクレオ 赤ちゃんミルク」は、パックタイプ。粉ミルク「アイクレオ」の液体タイプになります。
こちらも、常温保存ができてそのまま飲ませられる液体ミルクです。
月齢別1回あたりの目安量
- 0〜0.5ヶ月
(平均体重3.0kg)
1回の使用量 80〜100ml
授乳回数(1日) 7〜8回 - 0.5〜1ヶ月
(平均体重3.7kg)
1回の使用量 120ml
授乳回数(1日) 7回 - 1〜2ヶ月
(平均体重4.6kg)
1回の使用量 140〜160ml
授乳回数(1日) 6回 - 2〜3ヶ月
(平均体重5.6kg)
1回の使用量 160〜180ml
授乳回数(1日) 6回 - 3〜4ヶ月
(平均体重6.4kg)
1回の使用量 200〜220ml
授乳回数(1日) 5回 - 4〜5ヶ月
(平均体重7.0kg)
1回の使用量 220ml
授乳回数(1日) 5回 - 5〜6ヶ月
(平均体重7.4kg)
1回の使用量 220〜240ml
授乳回数(1日) 4+(1)回 - 6〜9ヶ月
(平均体重7.7〜8.2kg)
1回の使用量 200〜240ml
授乳回数(1日) 3+(2)回 - 9〜12ヶ月
(平均体重8.4〜8.8kg)
1回の使用量 200〜240ml
授乳回数(1日) 2+(3)回
「アイクレオ 赤ちゃんミルク」のパック自体が手のひらサイズということもあり、公式サイトの方に、月齢別にとても細かく目安となる使用量が記載されています。
1パック125mlなので、6ヶ月以降はおおよそ2パックで1回分という計算に。
使用方法・飲ませ方
- 開封前によく振る
- 専用ストローのストッパー部分がはまるまでさす
- 消毒した哺乳瓶に移し替え
- 水などで希釈せず、そのまま飲ませる
- 飲む量は個人差があるので、必要に応じて調整
「アイクレオ 赤ちゃんミルク」は紙パックタイプの液体ミルクなので、パックジュースのように袋に入ったストローが後ろについています。
できる限り、ストローの両端を直接さわらないように気をつけて移し替えていきたいですね。
注意点
- 赤ちゃんの体質や健康状態を考慮して使用
- 無菌充填なので、常温で賞味期限の日まで使用可能
- 温める場合は別容器に移し、必ず人肌に冷まして使用
- 容器に破損・膨張等や、色・におい・味に異常がある場合は使用しない
- 紙パックに入ったまま、電子レンジで加熱しない
- 冷たさが気になる場合は、室温(20℃前後)に戻す
- 飲み残しは捨てる
- 開封後はすぐに飲む
- アレルギー物質(27品目中)は、乳成分・大豆
全体的な重さ
「アイクレオ 赤ちゃんミルク」は1パックに液体ミルクが125ml入っていて、パックを含めたすべての重さは約137g。
やはり紙パックなので、+10gほど重くなるだけと身軽です。
実際に子どもに飲ませてみた感想
普段は、森永「はぐくみ」の粉ミルクを息子に飲ませていました(産院が生まれた日から「はぐくみ」を使っていたので、その延長)。
粉ミルクは同じように見えて、やはり会社やブランド別に味が異なるものと思うので、その味の違いが大丈夫なのかが不安な点でした。
息子に初めて飲ませたのは、旅行の時。
なかなか思うようにスケジュールが進まないのが旅行。その時もやはり想定していた授乳時間をキープできず、車で移動中のときに哺乳瓶に移し替えて液体ミルクをあげました。
車の中だと授乳が簡単にできそうですが、渋滞のうえチャイルドシートに座らせるのは絶対なので、授乳ができず…。
幸い、”いつものミルクと味が違う!”というようなこともなく、すんなり飲んでくれたので一安心。
“液体ミルクがあってよかった!持ち歩いていてよかった!”と強く思えた瞬間でした。
液体ミルクと一緒に用意しておきたいもの
液体ミルクは常温のまま飲ませられるのが最大のメリットですが、やはり清潔・安全、そしてスムーズに赤ちゃんに与えるために、用意しておきたいものがあります。
- 清潔な哺乳瓶
きちんと消毒をして、きれいな状態で持ち運べるようにしておく - ウェットティッシュ
水がない場所で液体ミルクをあげる際、まず親の手を清潔に - ポリ袋
缶・紙パックどちらの場合も使用後はゴミになるので、捨てられる用の袋を用意(地域のルールに則って分別を) - 保冷バッグ
真夏や暑い季節の車の中などで長時間持ち運ぶ際は、温度が上がりすぎないように保冷バッグなどで工夫
どれも実際に液体ミルクを使ってみて感じたもの。あらかじめ準備しておくと、慌てることなくミルクをあげられます。
- 「ほほえみ らくらくミルク」は缶タイプで240ml入り
- 「アイクレオ 赤ちゃんミルク」は紙パックタイプで125ml入り
- 「ほほえみ らくらくミルク」は缶から直接容器に移し替え
- 「ほほえみ らくらくミルク」はアタッチメントでピジョン「母乳実感」をつけられるセットあり(缶のままあげられる)
- 「アイクレオ 赤ちゃんミルク」はストローで容器に移し替え
- 全体的な重さは「アイクレオ 赤ちゃんミルク」の方が軽い(約137g)